ウルトラマラソンを35kmでリタイアした――それは「心が動かなくなった」瞬間だった。
走れる脚が残っていたのに、気持ちだけが「もう無理」と告げていた。
そんな日から数日、天使くんと、りんごちゃんとの小さな対話が、私の心を少しずつ動かしてくれた。
これは、“走れなかった自分”と向き合うための、ちょっとした心の旅の記録です。
第1章:彩湖ウルトラ70kmでのリタイア──バナナぴろし、心が止まった35km地点
2年連続のDNF(途中棄権)。
彩湖ウルトラ70km――今年もまた、完走は叶わず。
でも今回は「ただの挫折」ではなく、「心の深まり」を感じる時間でした。
今回は、そんな“走れなかったけど、得られたもの”を、ちょっとマンガ風に綴ってみます。
りんごちゃん
完走したら定食でお祝いしようと思ってたのに〜!
バナナぴろし
実はね、35kmでやめちゃったんだ。
りんごちゃん
走るの得意なバナナぴろしさんが??
バナナぴろし
心が全然ついてこなくてね。気温も高くて、
周回で気持ちがどんどん削られて…
正直、途中から「もういいや」って思っちゃった。
天使くん
まずは――おつかれさま。
ちゃんと、自分を労わってあげよう?
▶ 【関連】走れなかった日が教えてくれたこと|データと心の振り返り
▶ 【昨年の記録】第19回 彩湖ウルトラ|61kmでリタイアした日
第2章:天使くんの言葉「深化のステージ」
「速さ」ではなく「深さ」へ――
ウルトラマラソンに挑み続ける中で、ぴろしが見つけた新たなキーワードは“深化”。
明確な目標を失ってる・・・自分の心に問いかけるような走り方へと変わりつつある今、
その気づきが、静かに始まろうとしていました。
バナナぴろし
でもさ、やっぱり悔しくてさ。
「なんでキロ6でもいいから完走しなかったんだろう」って、あとからすごく後悔してる。
天使くん
でもね――
あなたの今のステージは「進化」じゃなく「深化」なんだ。
りんごちゃん
バナナぴろし
「深化」って、具体的にはどういうことなんだろうね?
天使くん
自分の内側――心や想いと向き合うってことなんだ。
数字や記録にとらわれず、「なんで走るのか?」って問い直す時間。
それが、今のぴろしさんに必要な“道”なんだと思うよ。
りんごちゃん
天使くん
サブスリー、サブエガ、トレイル、ウルトラ――あなたはずっと“上へ”向かってきた。
でもこれからは、更なる“内側へ”進んでいく時間も必要なんだよ。
バナナぴろし
「速くなる」ばっかりを追いかけてたけど、
本当は、もっと大事なことがあるのかもしれないね。
でも、やっぱりまだ挑戦したいんだ。
会津磐梯山の100kmで、サブテンを狙ってみようと思ってる。
今度は、“楽しむ気持ち”も一緒に、ね。
▶ 【次なる挑戦】サブテン達成を目指した100kmの記録と戦略
第3章:ウルトラは、心が走り続ける競技
ウルトラマラソンのゴールは、必ずしもフィニッシュゲートではない。
たとえ足が止まっても、心の中では、まだ走り続けている自分がいる。
DNFのあとに広がる世界を、バナナぴろしは少しずつ歩き出していました。
バナナぴろし
ウルトラって、走ってる間よりも、
走り終わったあとに“心がずっと走り続ける”感じがあるんだよ。
今のこの後悔も、次のレースの一部なんだよね。
天使くん
ウルトラマラソンは、ゴールで終わりじゃない。
心が走り続けるからこそ、物語は深くなるんだ。
だから今の涙も、きっと大切な一歩なんだよ。
バナナぴろし
今日はちょっと泣きたい気分だけど…
次はまた、“楽しむため”に走ってみようかな。
りんごちゃん
お稲荷さん持って、定食ゴールつくろー!!
天使くん
走る意味を、自分の足でまた見つけに行こう。
「リタイアしても終わりじゃない。
心が走り続けている限り、まだ旅の途中なんだ。」
同じように「走れなかった日」があったあなたへ。
どんな想いが残っていますか?
よかったらコメントやSNSで、あなたの“心の旅”も教えてくださいね。
彩湖70kmでのDNFと、そこからの気づきをより詳しく綴った記事があります。
「なぜ止まったのか」「心が先に限界を迎えるとは?」そんな問いを持つ方におすすめです。
▶ 【関連】走れなかった日が教えてくれたこと|データと心の振り返り
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