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上下動を抑えるランニングフォームの追及:ランニングエコノミーの向上

2024年8月13日火曜日

技術

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上下動が多いランニングフォーム


この記事は、ランニングエコノミーの記事の続きです。
前の記事を読むと、内容がよくわかります。

ランニング中の上下動を減らす方法を詳しく解説!効率的なランニングフォームを実現するための具体的なドリルや、無駄な動きを減らす秘訣を紹介します。シザーズドリルで上下動を最小限に抑えて、ランニングエコノミーを向上させましょう。



マラソンの上下動とは?

マラソンにおける上下動とは、ランニング中に体が上下に動くことを指します。
効率的なランニングフォームを目指すには、無駄上下動を避けることが大切です。
この上下動を最小限に抑えることが、ランニングエコノミーを向上するランニングフォームに繋がります。

しかし、多くのランナーが知らず知らずのうちに無駄な動きをしていることがあります。

ここでは、よく見られる無駄な動きの特徴紹介し、改善方法について解説します。


  1. 蹴っている
    地面を蹴っている動きは、実際にはエネルギーを前方に伝えるのではなく、上方向に使ってしまうことが多いです。
    このような動きは、膝>への衝撃が大きく、疲れやすい原因になります。

  2. 腰が落ちている
    腰が落ちていると、体全体の姿勢が崩れ、特に後半になると疲れやすくなります。これにより、マラソンのタイムが伸びない原因にもなります。

  3. 上に跳ねる
    走っている際に上に跳ねる動きは、エネルギーが前方に伝わらず、非効率です。この動きも膝に大きな負担がかかりやすいです。
上下動が多いランニングフォーム
理想的な走り方を実現するためには、上下動をどのようにコントロールするかが重要です。
ランニングフォームの重要性を理解し、日常的に意識することが必要です。


上下動における無駄が多いランニングフォームとは?

ランニング中の上下動が大きい走りは、多くのエネルギーを浪費し、効率が悪くなります。

上下動が大きいと、ヒトの体は【地面と接地する局面】【空中に浮いている局面】を繰り返します。

  • 接地と浮遊の繰り返し
    上下動が大きい走りでは、体が空中に浮き上がる動きが強調されます。
    この動きの繰り返しにより、体の重心が安定せず、スムーズな走行が妨げられます。
  • エネルギーの浪費
    上下動が大きいと、進むべき前方向ではなく重力に逆らって上方向に多くのエネルギーが使われてしまいます。
    このため、走る速さが落ち、効率的に前進することが難しくなります。
  • 重心の安定が不可欠
    走行時に上下動が大きいと重心が崩れます。
なぜ上下動が大きくなるかを理解し、これを改善するための意識を持つことが、効率的なランニングフォームへの第一歩です。

上下動が大きくなる原因

ランニング中の上下動が大きくなる原因は、様々な要素が絡み合っています。以下に、主な原因を紹介します。

  • 筋力の不足
    筋力が不足していると、走行中に滞空時間が長くなり、上下動が大きくなります。特に股関節周りの筋力が乏しいと、足を素早く引き出したり、引き戻したりする動作が遅れ、上下動が増加します。

  • 接地時間の長さ
    接地時間が長くなると、足が地面に弾んでいるような状況が発生します。
    これにより、身体が上に弾まなくてはならず、効率的な推進力が得られません。接地後に素早く足を引き出し、前に進む動作を意識しましょう。
  • ピッチの不足
    ランニングのピッチ(足の回転数)が低いと、足が片方ずつ押し出したら、身体が上下に揺れる時間が長くなります。
    ピッチを上げることで、上下動を抑え、前への推進力が増します。
  • 股関節の動きの遅れ
    股関節の動きが遅れると、足の引き戻しが間に合わず、上下動が増えます。
    股関節の柔軟性と強化を意識したトレーニングを行うことで、改善が期待できます。
これらの様々な要因が、上下動を引きおこします。

これらの動きに当てはまっている可能性がある方は、自分のフォームを見直す必要があります。



一般的な内容でしっくりこないと思いますが、これから書くことを理解してください。

①浮いている間に、後ろ脚を前に持ってく必要がある。
②足を前に持ってくる時間が長い人ほど、空中に浮いている時間を長くしないといけない
③そのため、上下動でごまかしている。


無意識に、身体が上下動をしようとしてしまいます。

上下動を少なくするランニングフォームのコツ

上の絵が、後ろの足が前に出るのが遅いときに発生する上下動
下の絵が、前の足が着地するときには、後ろの足を前の足を追い越していく上下動が少ない動作



この動作は、シザースドリルと言います。
シザースドリルのコツはこちら←検索で1位
この意識を持つことで、自然に上下動を抑えることができます。
上下動を最小限にすることで、エネルギー効率が向上し、よりスムーズな走りが実現します。


上下動を小さくするおすすめランニングドリル2選

ランニングでは地面からの反発を利用して体を前に進めますが、その反発が上方向に働くと、弾むような走りになり、重心が上下に動いてしまいます。
骨盤を少し前傾させることで、重心が体の前方に移動します。
一方、骨盤が後傾していると、重心が後ろに残り、上方向の反発を受けやすくなります。
また、股関節の筋力を強化することで、素早い足の動作が可能になります。
特に大臀筋ハムストリング腸腰筋内転筋群を鍛えることが重要です。

ここでは、上下動を抑えるための効果的なドリル紹介します。

1.もも上げ

もも上げは、太ももを高く上げることで身体を支える力を養います。
着地の際に沈み込むのを防ぐため、しっかりとしたフォームが身につきます。
正しいやり方として、背筋を伸ばし、足を高く上げることを意識して行いましょう。

言葉では伝わらないので下記のYoutubeを再生してください。



2.ツーステップ

ツーステップは、短い歩幅で素早く足を入れ替える練習です。これにより、ももの位置を常に高く保ち、上下動を小さくすることができます。背筋を伸ばし、方を見ながら行うことがポイントです。

言葉では伝わらないので下記のYoutubeを再生してください。



もも上げツーステップは、ランニングの基本動作を強化するために有効です。
正しい姿勢と動きを意識しながら、これらのドリルを取り入れて、理想のランニングフォームを手に入れましょう。

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プロフィール(著者)

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昭和49年生まれ
2017年1月1日からランニングを始める。
初めての10km走を75分

トレーニング方法を学び、芝生ランニングにたどり着く

その結果
2年と11ヶ月で2:58:08(サブスリー)
その後、
1年と4カ月で2:49:35(サブエガ)

5000m: 17:22
10km: 35:33
ハーフマラソン: 1:18:47
フルマラソン: 2:49:35
ウルトラマラソン: 挑戦中

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