マラソンやランニングにおいて股関節の強化がなぜ重要なのか、またマラソンにおける骨盤の効果的な使い方について解説します。
骨盤のコントロールがランナーのパフォーマンスに与える影響は大きいものです。
また、走りにおける1本軸と2本軸の違いがパフォーマンスにどのように影響するかを説明します。
マラソンにおける骨盤と股関節の役割と重要性
さて、皆さんマラソンにおいて骨盤と股関節について気にしたことはありますか?
正しい骨盤の位置と動きは、走る際のバランスを保ち、効率的な力の伝達を可能にします。
特に、フルマラソンにおいては骨盤のコントロールがパフォーマンスに大きく影響を及ぼすため、その使い方をマスターすることが重要です。
ところで、 骨盤と股関節は何処かお分かりでしょうか?
骨盤の場所
骨盤は、下腹部の構造物で、複数の骨から成り立っています。主に仙骨、恥骨、坐骨の3つの骨が左右一対ずつ合わさって形成されています。
これらの骨はは合わせて骨盤を構成し、上半身と下半身をつなぐ役割を果たします。
骨盤は体の中心に位置し、多くの重要な筋肉が付着しています。
この「中心」となる部位が安定していることで、上半身と下半身の力が効率良く伝達され、バランスよく走ることが可能になります。
股関節の場所の場所
股関節は、骨盤の一部である寛骨の臼蓋(骨盤のくぼみ)と、大腿骨の頭部が結合することで形成される関節です。
股関節は、マラソンにおいて最も大きな動きをする関節の一つです。
股関節の柔軟性と強さは、スムーズな足の運びと効率的なストライドを可能にします。
また、股関節の筋肉が適切に機能していることで、マラソン時の衝撃吸収を助け、膝や足首への負担を軽減します。
重心を維持する1本足と2本足の違い
ここで、人間の骨格を棒として見てください。
骨盤、股関節について説明しました。
ここから、重要な話になります。
マラソンの世界では、ランナーの走り方は大きく「1本軸」と「2本軸」の二つに分類されます。
知ってましたか?
これらの走法は、脚の使い方と体のバランスにおいて異なる特徴を持ちパフォーマンスに影響を及ぼします。
1本軸とその重心
マラソン時における足跡が、1本の線になります。股関節は両脇に広がっているため、足を地面に着地させる際は、足は体の直下ではなく、やや内側に着地させるイメージで、足は内側に入ります。
2本軸とその重心
マラソン時における足跡が、2本の線になります。股関節は両脇に広がっているため、足を地面に着地させる際は、足は体の直下に着地させるイメージです。
さて、重心はどちらが取りやすいと思いますか?
見ての通り、1本軸の走法の方がバランスを取りやすいです。
2本軸が悪いわけではないです。
下記の選手の走りを見てください。
100mを走っている桐生選手です。
2本軸の走りは、瞬発力や加速性、スピードを重視する場合に優れいると言われます。
少し、考えてみてください。
バランスを取るには、股関節を固める必要があります。
ふにゃふにゃした股関節では、バランスをを取ることはできないです。
バランスを取るために行うことは股関節を固めます。
つまり、筋肉を使います。
ここで、重要なのが、フルマラソンで速く走るには、一歩、一歩を、固め続け無ければならないことです。
スマホを置いて、下図の写真みたいに、片足立ちしてみてください。
はい、30秒・・・・・
2本軸って、疲れませんか?
そうです。
フルマラソンを視野に入れた場合、1本軸のが有利になります。
股関節を固めるには、インナーマッスルが必要です。
30kmの壁
フルマラソンの後半の失速
スタミナ切れ、足が終わるだけではないです。
体幹を保つ、インナーマッスルが疲れて股関節を固めることが出来なくなることも原因にあります。
1本軸のトレーニング方法
まず、自分の足跡がどうなるかをしってください。
学校の校庭のような砂地を走れば、一発でわかります。
足跡が横に広がっていたら、矯正という次のステップです。
自動車があまり来ない、道路の白線の上を走ってみましょう。
これを続けることで、1本軸で走れるようになります。
最後に一言
一本軸の走行は、バンランス良く走れるためランニングエコノミーが良い走りです。
疲れにくく、長く走ることができるようになります。
参考にした内容
体幹トレーニングと股関節骨盤の使い方
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