反発力を使って速く走るドリルの極意(ケンケン、Aスキップ、ストレートレッグ)紹介及び重要性

2024年5月4日土曜日

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公園でマラソンのドリルをしている女性


概要: この記事では、マラソンに特化したトレーニング技法であるドリル(ケンケンAスキップストレートレッグ)について解説します。
ドリルは効率的な走りを身につけるための練習方法で、特に膝の動きと地面を蹴る力の最大化に焦点を当てています。



反発力を得るために必要なドリルの重要性

マラソンにおける反発力の活用は、走行効率の向上と速度の維持に不可欠です。
反発力を利用することで、地面からの力を有効に体に伝え、次の一歩へとつなげることが可能になります。
この力の活用は、長距離ランナーが疲労を蓄積させることなく、持続的なスピードを出し続けるために重要です。


このためには、反発力を高めるトレーニングが必要になります。
具体的には、足の筋肉と腱の柔軟性および反応速度を高めるドリルが効果的です。

これらのドリルは、腿の筋肉だけでなく、足首や足の裏の筋肉も同時に鍛えることができるため、より広範な筋肉群を発達させることができます。
そのため、下記のドリルはマラソンランナーのトレーニングにおいて欠かせない要素となっています。

  1. ケンケン:
  2. Aスキップ:
  3. ストレートレッグ:

トレーニングの中で反発力を高めるドリルを取り入れることによって、ランナーはより速く、より遠くへと走る能力を身につけることができます。

効果的なドリル3選

  1. ケンケン:
    片脚を上げ、もう片方の軸足でケンケンしながら進むドリルです。軸足はなるべく曲げずに進むことがポイントです。
    体重移動バランスの取り方膝の使い方を自然と磨くことができます。

  2. Aスキップ:
    1歩目で両脚を揃え、2歩目で軸足は地面につけ、もう片方の膝を引き上げます。この動作を繰り返しながら進みます。
    着地時に真下に踏めるようになるドリルです。

  3. ストレートレッグ:
    膝を真っ直ぐに保った状態で股関節を前後に動かすスプリントドリル
    足が流れなくなるようになるドリルです。

ケンケンがランナーにとって非常に有効なトレーニング方法として再評価

多くの子供たちが公園や学校で楽しんでいる「けんけん」が、実はランナーにとって非常に有効なトレーニング方法として再評価されています。
元陸上選手は、このシンプルな遊びが、走る際の正しいフォームを身に付けるのに最適な方法だと言います。

「けんけん」は片足で連続して跳ぶ動作であり、片足で地面を蹴りながら進むため、体重移動バランスの取り方膝の使い方を自然と磨くことができます。
これらはすべて、両足で走る際にも直接的に関連するスキルです。


「けんけん」をトレーニングに取り入れることで、地面を蹴る力を高め、さらには推進力を向上させることができると指摘しています。
特に、地面に触れていない足の動きが、スピードアップには欠かせない要素であり、この動作を繰り返し行うことで、効果的に力を蓄積し、速く強く走れるようになると説明しています。


また、「けんけん」は地面に着地する際のフォームを改善するのにも役立ちます。
着地時には、膝が曲がってしまうと力をうまく地面に伝えられないため、つま先から着地することが推奨されています。

ケンケンのトレーニングンのポイント

  • 地面についている足の膝をあまり曲げない
  • 空中に浮いている足の膝を前に出す。
  • 出来るだけ遠くに飛ぶようにする。

けんけんでの効率的な進み方とは

けんけん、または片足跳びは、一見シンプルな動作ですが、効率的に進むためには技術が求められます。


まず重要なのは、地面に接触していない足の動きです。
地面を蹴る足はもちろん推進力の源ですが、空中にある足の動きが、その推進力を効果的に利用する鍵となります。
空中の足は、ただ宙に浮かせておくのではなく、積極的に前方へと動かすことで、体の前進を強力にサポートします。

次に、地面を蹴るタイミングです。地面を蹴る際は、足の膝を適切に曲げて力強く地面から押し出します。
ここでポイントは、上に跳ねるのではなく、前に進むための力を生み出すことです。
そのためには、地面を蹴る足は、膝がしっかりと曲がるように心がけましょう。

地面に接触している足の安定性も重要です。着地する足は、膝が内側に落ち込まないように、しっかりとした姿勢を保つ必要があります。


ケンケン




Aスキップの効果は着地時に真下に踏めるようになるドリル

Aスキップは、スプリントやランニングのパフォーマンス向上を目指す重要なドリルです。

Aスキップは、マラソンランナーが利用するトレーニング方法で、一方の脚で強く地面を蹴り上げながら、もう一方の脚を高く持ち上げることを繰り返します。
この練習は、膝を高く持ち上げることで、より効果的に地面を蹴る力を養います。

特に、脚のリフトと着地の精度を高めることが目的です。以下に、このトレーニングを最も効果的に行う方法を紹介します。

Aスキップの基本的なステップ

スタートの姿勢: 背筋を伸ばし、両足をそろえ。顔は前方に向けます。
動作の流れ:

1歩目で両脚を揃えます。
2歩目で、軸足は強く地面を蹴り、もう片方の膝を高く引き上げます。
3歩目で再び両脚を揃え、次のステップに備えます。
4歩目では、前の動作と反対の膝を高く持ち上げます。
この動作を交互に繰り返し、前進します。

Aスキップのポイント

膝の高さと足の動き:
モモを意識的に高く持ち上げることが重要です。
ただし、これはモモを強調するよりも足を正確に降ろすことに焦点を置きます。
足の着地は、膝を高く持ち上げた後、足を真下に力強く降ろします。
ジャンプの意識:
Aスキップ中は、小さなジャンプをするように心がけます。
これにより、軽やかなフットワークとスムーズなリズムが生まれます。
Aスキップ

ストレートレッグの効果は足が流れなくなるようになるドリル

ストレートレッグは、膝を真っ直ぐに保った状態で股関節を前後に動かすスプリントドリルです。この動作は、世界のトップアスリートにも採用されており、部活動やクラブなどで実践されることがあります。動作はシンプルですが、正確に実行するのは意外と難しいものです。

主な課題としては、以下の点が挙げられます:

  • 足が流れやすい
  • 膝や足首を積極的に使ってしまう
  • 地面を押す感覚が掴みにくい

ストレートレッグの実践方法

ストレートレッグを行う際は、足を伸ばした状態で股関節を活発に前後に動かし、前進します。足首と膝の関節角度は可能な限り一定に保つよう心掛けましょう。

意識すべきポイント:

  • 足が胸のあたりから生えているようなイメージを持つ
  • 接地の瞬間、足首をしっかりと固定する
  • 地面を後ろ方向に強く押し切る

ストレートレッグの目的と効果

速く走るためには、体の中心から大きな力を生み出すことが必要です。ストレートレッグは、膝と足首を固定し、股関節の動きに焦点を当てることで、股関節周辺で生み出された力を効率よく地面に伝え、その反力を利用して前方へ進む力に変えることができます。

また、走る際の一般的な誤りに「足が流れる」ことがありますが、ストレートレッグは股関節優位の動きにより、足が過度に流れることなく効率的な走りが可能になります。これにより、後方スイングスピードも向上し、走行速度の向上に寄与します。



短距離走で「少しでもタイムを縮めたい」と考えている方にとって、地面をしっかりと「支える」力をつけることが重要です。脚の筋力だけでなく、体幹の強化も必須です。体内に強い軸を作り出すことで、姿勢が安定し、無駄なく効率的に走ることが可能になります。
速く走るためには、体幹がしっかりとしており、そこから四肢が効率良く連動しているという意識が重要です。ドリルは単調なものですが、基礎を毎日積み重ねることで「走るための筋力」が向上します。ぜひ、日々の練習に取り入れて効果を実感してください。

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プロフィール(著者)

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昭和49年生まれ
2017年1月1日からランニングを始める。
初めての10km走を75分

トレーニング方法を学び、芝生ランニングにたどり着く

その結果
2年と11ヶ月で2:58:08(サブスリー)
その後、
1年と4カ月で2:49:35(サブエガ)

5000m: 17:22
10km: 35:33
ハーフマラソン: 1:18:47
フルマラソン: 2:49:35
ウルトラマラソン: 挑戦中

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