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松戸の400m坂で15kmビルドアップ|フルマラソン後半に強くなる坂道トレーニング実践記

2025年5月2日金曜日

練習日誌/坂道ジョグ

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フルマラソン後半の粘りに自信がない方へ。
坂道トレーニングには、心肺も脚力も同時に鍛えられる“効率のいい負荷”があります。
この記事では、松戸市の400m坂道を使った15kmビルドアップ走の実例をもとに、心拍やフォームの変化、トレーニング効果を詳しく解説します。
失速せずに走りきるためのヒント、ぜひチェックしてみてください!


松戸の400m坂で実践!ビルドアップ走の概要

仕事終わりに400m坂道往復でしっかり刺激

バナナぴろし

りんごちゃん、昨日は松戸市の坂道コースで15km走ってきたよ。
トンネルのある400m下り+上りの周回コースで、ビルドアップ走を意識してみた!

りんごちゃん

えっ、坂道の往復を何本も!?心拍もかなり上がったんじゃないですか?

バナナぴろし

実は平均心拍数156bpmでコントロールできたんだ。
グラフ見てもアップダウンの影響がリズムよく出てて、気持ちよく走れたよ。

コースは400mの下り坂+上り返しの連続で、標高グラフもまさに“山登り”。
トンネルを含むルートでGPSの誤差はあるけれど、毎回同じ距離を使うのでペース確認も安心です。
後半にかけてじわじわペースアップしながら、フォームと心拍のバランスを意識。
最後のラップが一番速くて、まさに狙い通りのビルドアップになりました。

今回使用した坂道は、千葉県松戸市の八ヶ崎エリアにある、直線400mの公道坂

松戸市八ヶ崎の坂道トレーニングルート:道沿い400m坂を往復したGPS軌跡

この日のランニングデータのサマリーはこちらです。
心拍・ピッチ・出力・負荷など、数値面からも狙い通りのトレーニングができました。


COROS統計データ:ペース・心拍・パワー・ピッチ・トレーニング負荷などの詳細記録
ラップ 距離 ペース 時間
1 0.30km 6'00" 1:47
2 1.80km 5'04" 9:06
3 1.80km 4'57" 8:54
4 1.82km 4'44" 8:38
5 1.77km 4'52" 8:36
6 1.87km 4'29" 8:22
7 1.82km 4'35" 8:21
8 1.80km 4'32" 8:10
9 1.78km 4'33" 8:07
10 0.31km 6'42" 2:06

累積上昇284mのタフなコースでも、平均ペース4'47"/kmで完走できたのは大きな自信に。
効率も110%、トレーニング負荷も244とバランスよく仕上がり、心肺と脚づくりの両立ができました。
今後はこの坂道コースを週1の刺激入れや、レース直前の調整用にも活用していきたいです。




坂道ジョグの効果と実践ポイント

バナナぴろし

りんごちゃん、最近ちょっとマンネリしてきたランニングに、「坂道ジョグ」って加えると面白いよ。

りんごちゃん

えっ!?坂道って登るだけでしんどいのに、ジョグでやる意味あるの!?

バナナぴろし

そこがポイントなんだよ。登りは自然に負荷がかかるし、下りでは体幹のコントロール力も鍛えられるんだ。

りんごちゃん

なるほど〜、じゃあダイエットにも筋トレにもなりそうだねっ!

さっきのりんごちゃんの疑問にもあったけど、実は坂道ジョグは、見た目以上に効果が高いランニングトレーニングです。
上りでは自分の体重を使って自然な負荷がかかり、太もも・お尻・ふくらはぎなど大きな筋肉群を効率よく刺激できます。
特に心拍が平地より早く上がるため、インターバル的な負荷を得ながらも、無理なく走れるのが特徴です。

一方の下り坂では、ハムストリングスや体幹といった「ブレーキ筋」が活性化されます。
接地衝撃が増すことでフォームが乱れやすくなりますが、そこで丁寧に下る意識を持つことで、体のコントロール力が養われます。
この感覚は、フルマラソン後半に脚を残すための鍵になります。

また、坂道では「上りで心拍を上げ、下りで下げる」という心拍の波を自然に作ることができます。
これは心肺の回復力=リカバリー能力の向上に直結し、ハーフ〜フルマラソンで粘れる体づくりに効果的です。

総じて坂道ジョグには、次のようなメリットがあります:
  • 筋力アップ(特に臀部・大腿・ふくらはぎ)
  • フォーム維持力の向上
  • 心肺の回復力向上
  • 着地衝撃への耐性強化

「きつい」だけじゃない、効率的で万能なトレーニング
トレーニングに変化が欲しいときや、短時間でしっかり刺激を入れたい時に、ぜひ取り入れてみてください!


心拍の上げ下げで得られる効果とは?

バナナぴろし

坂道ジョグの魅力の一つが、「心拍の上げ下げ」を自然に体感できるところなんだよ。

りんごちゃん

上げ下げ?って、心拍がバクバクするのってむしろよくないんじゃないの!?

バナナぴろし

それがね、「上げて、しっかり下げる」ができると、後半の粘りが全然変わってくるんだ。
身体が自然に回復できるモードに切り替えられるってことだからね。

りんごちゃん

えー!走りながら回復できるって、なんかズルくてカッコいい〜!

りんごちゃんの言うとおり、ランニング中に心拍数を意図的に上下させるトレーニングは、レース後半の粘りを生み出すうえで非常に有効です。
特に今回のような坂道コースでは、上りで自然に心拍が上がり、下りで呼吸とフォームを整えるという“波”のリズムが生まれやすく、
ジョグ感覚でインターバル的な効果を得られるのが最大のメリットです。

一度上がった心拍を意識的に下げるには、呼吸コントロール・リラックス・姿勢保持などの技術が必要です。
これを繰り返すことで、身体の調整能力が磨かれ、結果的に以下のような恩恵が期待できます:

  • 疲れてもすぐに回復できるリカバリー力
  • 後半ペースを維持する持続力
  • ・無駄な心拍上昇を抑えられる効率的な走り

実際、今回のランでは平均心拍156bpmに対して、ラスト1kmで180bpm超えまでしっかり上がり、
終始リズムよく心拍の上げ下げを繰り返すことができました。

実際の心拍の波と標高の推移がこちらです。
上りで心拍が上がり、下りで回復するリズムがしっかりグラフに表れています。


坂道トレーニングの心拍数と標高変動のグラフ|上りで心拍が上がり、下りで下がるリズムの可視化

このような心拍トレーニングは、走力アップだけでなく「粘れる走り」の土台をつくります。
今後も積極的に取り入れ、身体の波に乗る感覚を磨いていきたいですね!


上り・下り、それぞれの走り方と意識すべきポイント

バナナぴろし

坂道って、上りと下りでフォームの工夫がぜんぜん違うって知ってた?

りんごちゃん

えー!?全部「とにかく走る!」で済ませてた〜!フォーム変えたほうがいいの!?

バナナぴろし

うん、むしろ走り方の切り替えがケガ予防にもなるし、トレーニング効果も高まるよ。

りんごちゃん

よ〜し、じゃあプロの走り、教えてくださーいっ!

りんごちゃんの疑問にもあったけど、

坂道トレーニングでは、上りと下りでフォームの使い分けがとても重要です。
同じ1kmでも負荷や衝撃はまったく異なるため、それぞれに応じた意識で走ることで、効率的な負荷ケガ予防の両立が可能になります。

【上り坂のポイント】
  • 小さな歩幅軽い前傾姿勢で重心をスムーズに前へ
  • ・ピッチ(回転数)を落とさずテンポよく刻む
  • ・視線は遠く、腕振りを積極的に使って推進力を生む

急坂では無理にスピードを出さず、心拍の急上昇を防ぐようコントロールすると脚の持ちも良くなります。

【下り坂のポイント】
  • ストライドを伸ばしすぎない
  • 足裏全体でやわらかく着地し、衝撃を吸収
  • ・ブレーキをかけすぎず、「重心で転がす」感覚を意識

下りでは重力を味方にできる反面、ヒザ・腰への負担が大きくなりやすいため、丁寧なフォームが必須です。
特に勾配が強い坂では、「制動よりリズム重視」で走ることが重要です。

上りと下り、それぞれの特性を理解して走ることで、ペース・心拍・脚の疲労をバランスよくコントロールできるようになります。
坂道は“攻める”よりも“使いこなす”もの──そんな意識で走れば、レース後半の粘りに直結するトレーニングになりますよ。



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プロフィール(著者)

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昭和49年生まれ
2017年1月1日からランニングを始める。
初めての10km走を75分

トレーニング方法を学び、芝生ランニングにたどり着く

その結果
2年と11ヶ月で2:58:08(サブスリー)
その後、
1年と4カ月で2:49:35(サブエガ)

5000m: 17:22
10km: 35:33
ハーフマラソン: 1:18:47
フルマラソン: 2:49:35
ウルトラマラソン: 挑戦中

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