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効率よく速くなるための一つの方法論:筋肉の質とトレーニングの科学 - 第46章(サブスリーまで166日)

2024年7月13日土曜日

サブスリーまでの道のり

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前の章では、サブスリーになるための練習ボリュームとスピード練習ついて記載しました。

この章は、サブスリーになるためのトレーニングの秘訣についてお話しします。



スピードタイプ?それともスタミナタイプ?

質問するバナナぴろし

あなたはどちらかというと、スピードタイプですか、それともスタミナタイプですか?

これを知ることで、トレーニングがもっと効果的になります。

  • スピードタイプと答えた方は 速筋 が発達しています。
  • スタミナタイプと答えた方は 遅筋 の発達が際立っています。


ここで、今後のトレーニングについて注意が必要です。

一方の筋肉ばかりを鍛えると、パフォーマンスの向上に限界が出てしまいます。


例えば、スピードタイプがスピードのみを追求すると、乳酸処理能力が追い付かず、 長距離ではパフォーマンスが落ちます。
つまり、後半で必ず失速します。

一方で、スタミナタイプが持久力ばかりを鍛えると、トップスピードの向上に限界が生じます。
つまり、どんなに頑張ってもタイムの向上がみられなくなります。


一方の筋肉ばかりを鍛えると、走力向上の頭打ちが発生します。

頭打ちになる画像

効率よく速くなる1つ方法は、『苦手なタイプの練習をする』ことてです。
そして、バランスの取れたトレーニングを行うことです。

つまり速筋 速筋 を均等に鍛えるということです。

トレーニングの多様性:速筋を中間筋に変換する方法

運動能力を向上させるためには、まず筋肉の基本的な動作原理を理解することが重要です。
速筋短時間の高強度運動に適しており、遅筋長時間の耐久運動に適しています。
また、中間筋はこれら二つの性質を兼ね備えています。


筋肉についてはこちらを参照




バランスのとれるトレーニングは何をすればよいか?

スピードタイプが行うトレーニング

スピードタイプの方は、芝生ランニングを積極的に取り入れて、スタミ ナを向上させましょう。
これにより遅筋が刺激されます。


芝生ランニングについては、こちらを参照

スタミナタイプが行うトレーニング

スタミナタイプの方は、下り坂ダッシュを多く行い、トップスピードの向上を目指しましょう。
この方法で速筋が刺激されます。


下り坂ダッシュについては、こちらを参照

中間筋を増やす効果的なトレーニング方法

中間筋は、多くのランナーが注目している筋肉のタイプです。

この特殊な筋肉は、通常の速筋が進化した形とされています。

速筋を中間筋に変化させることで、筋肉の持久力と瞬発力のバランスを改善しマラソンのパフォーマンスを向上させることができます。



速筋を中間筋に変えるためのトレーニング方法として、下り坂ダッシュレペテーション(短距離ダッシュ)が効果的です。

これらのトレーニングは、速筋に強い刺激を与え、筋肉の性質を変化させるのに役立ちます。

また、高強度インターバルトレーニングも中間筋を発達させるのに有効な方法です。

高強度インターバルは短時間で高い強度の運動を行うことで、速筋だけでなく、遅筋も刺激し、筋肉の総合的な発達を促します。





最適なトレーニング方法を選ぶことで、あなたの走力は底上げされ、
より良いパフォーマンスを発揮できるようになります。

自分のタイプを理解し、効果的なトレーニングを行うことが、効率よく速くなるための1つの方法論です。


遅筋トレーニングの最適解: 坂道ジョギングでスタミナを向上させる方法

遅筋の能力を最大限に引き出すための効果的なトレーニング方法をご紹介します。これはバナナぴろし自身が実践し大きな効果を実感した方法です。

遅筋の能力が優れた人は、無人蔵のスタミナを有します。

それは、体に蓄えられた、無尽蔵の脂質をエネルギーを利用できるからです。

遅筋を鍛えると遅筋は太くなり、
燃費も良くなり、出力も強くなり 長い時間動けるようになります。

これがフルマラソンに必要な能力です

優れた遅筋を持つエキスパートはがどんなトレーニングをしていたか気になり調査しました。

重い荷物を持って 早朝から夕方まで山道を歩き続けることも趣味にしていた。
かなりの山を登っていました。
↑これがPOPINT↑

ひらめきました。



やりだした練習があります。 それは、坂ジョグ
坂をジョギングするバナナぴろし
これ、調べてもあまり出て来ない練習方法

坂ダッシュは、上りがメイン。

過去に下りダッシュを紹介したこともあります。

今回紹介するのは 上りダッシュでも
下りダッシュでもなく

下り坂ダッシュについては、こちらを参照
坂をジョグで、登って、ジョグで降りて、ジョグで登って、ジョグで降りる 坂道上りジョグです。これは、速筋をあまり使わず、遅筋に長時間連続して刺激を与える方法です。 これを10kmやりましょう。

  • 遅筋が鍛えられます
  • スタミナがつきます
  • 真下着地が出来ます
  • フォーム矯正になります
  • メンタル鍛えられます

スピードはジョグです。 速く走る必要はありません。
これを繰り返すと、上りジョグがだんだん楽になってきます。

重要なのは、速筋を動員しない速度で長時間練習をすること。これにより、遅筋がより効率的に脂質からエネルギーを取り出し、持久力が飛躍的に向上します。

バナナぴろしは、この練習方法をとりいれてから

目に見えて変わった事があります。

心拍数の上昇が抑えられ、持久力が大幅に向上したことを実感しました。

速く走りたい方、スタミナを上げたい方には、ぜひ試していただきたいトレーニング方法です。


サブスリーランナーへの道:均等なトレーニングで全体的な走力アップ

バナナぴろしがサブスリーランナーになれたのも
  • ①芝生ランで下地をつくり
  • ②下りダッシュ速筋を強化
  • ③上りジョグで遅筋を強化
  • ④閾値走で乳酸性閾値を上げ
  • ⑤インターバルでVO2MAXの強化
  • ⑥ロング走でスタミナ向上
これらの練習を均等に行ったからです。

サブスリーを狙う大会まで、あと5か月

バナナぴろしは、一週間のルーティン練習に切り替えました。

次回は、ルーティン練習について記載します。

つづく(サブスリーまで166日)



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プロフィール(著者)

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昭和49年生まれ
2017年1月1日からランニングを始める。
初めての10km走を75分

トレーニング方法を学び、芝生ランニングにたどり着く

その結果
2年と11ヶ月で2:58:08(サブスリー)
その後、
1年と4カ月で2:49:35(サブエガ)

5000m: 17:22
10km: 35:33
ハーフマラソン: 1:18:47
フルマラソン: 2:49:35
ウルトラマラソン: 挑戦中

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