前の章では、サブスリーになるための練習ボリュームとスピード練習ついて記載しました。
この章は、サブスリーになるためのトレーニングの秘訣についてお話しします。
スピードタイプ?それともスタミナタイプ?
あなたはどちらかというと、スピードタイプですか、それともスタミナタイプですか?
これを知ることで、トレーニングがもっと効果的になります。
- スピードタイプと答えた方は 速筋 が発達しています。
- スタミナタイプと答えた方は 遅筋 の発達が際立っています。
ここで、今後のトレーニングについて注意が必要です。
一方の筋肉ばかりを鍛えると、パフォーマンスの向上に限界が出てしまいます。
例えば、スピードタイプがスピードのみを追求すると、乳酸処理能力が追い付かず、
長距離ではパフォーマンスが落ちます。
つまり、後半で必ず失速します。
一方で、スタミナタイプが持久力ばかりを鍛えると、トップスピードの向上に限界が生じます。
つまり、どんなに頑張ってもタイムの向上がみられなくなります。
一方の筋肉ばかりを鍛えると、走力向上の頭打ちが発生します。
効率よく速くなる1つ方法は、『苦手なタイプの練習をする』ことてです。
そして、バランスの取れたトレーニングを行うことです。
つまり速筋 と速筋 を均等に鍛えるということです。
トレーニングの多様性:速筋を中間筋に変換する方法
速筋は短時間の高強度運動に適しており、遅筋は長時間の耐久運動に適しています。
また、中間筋はこれら二つの性質を兼ね備えています。
筋肉についてはこちらを参照
バランスのとれるトレーニングは何をすればよいか?
スピードタイプが行うトレーニング
スピードタイプの方は、芝生ランニングを積極的に取り入れて、スタミ ナを向上させましょう。
これにより遅筋が刺激されます。
芝生ランニングについては、こちらを参照
スタミナタイプが行うトレーニング
スタミナタイプの方は、下り坂ダッシュを多く行い、トップスピードの向上を目指しましょう。
この方法で速筋が刺激されます。
下り坂ダッシュについては、こちらを参照
中間筋を増やす効果的なトレーニング方法
中間筋は、多くのランナーが注目している筋肉のタイプです。
この特殊な筋肉は、通常の速筋が進化した形とされています。
速筋を中間筋に変化させることで、筋肉の持久力と瞬発力のバランスを改善しマラソンのパフォーマンスを向上させることができます。
速筋を中間筋に変えるためのトレーニング方法として、下り坂ダッシュやレペテーション(短距離ダッシュ)が効果的です。
これらのトレーニングは、速筋に強い刺激を与え、筋肉の性質を変化させるのに役立ちます。
また、高強度インターバルトレーニングも中間筋を発達させるのに有効な方法です。
高強度インターバルは短時間で高い強度の運動を行うことで、速筋だけでなく、遅筋も刺激し、筋肉の総合的な発達を促します。
最適なトレーニング方法を選ぶことで、あなたの走力は底上げされ、
より良いパフォーマンスを発揮できるようになります。
自分のタイプを理解し、効果的なトレーニングを行うことが、効率よく速くなるための1つの方法論です。
遅筋トレーニングの最適解: 坂道ジョギングでスタミナを向上させる方法
遅筋の能力を最大限に引き出すための効果的なトレーニング方法をご紹介します。これはバナナぴろし自身が実践し大きな効果を実感した方法です。
遅筋の能力が優れた人は、無人蔵のスタミナを有します。それは、体に蓄えられた、無尽蔵の脂質をエネルギーを利用できるからです。
遅筋を鍛えると遅筋は太くなり、
燃費も良くなり、出力も強くなり 長い時間動けるようになります。
これがフルマラソンに必要な能力です
優れた遅筋を持つエキスパートはがどんなトレーニングをしていたか気になり調査しました。
重い荷物を持って 早朝から夕方まで山道を歩き続けることも趣味にしていた。
かなりの山を登っていました。
↑これがPOPINT↑
ひらめきました。
やりだした練習があります。 それは、坂ジョグ これ、調べてもあまり出て来ない練習方法
坂ダッシュは、上りがメイン。
過去に下りダッシュを紹介したこともあります。
今回紹介するのは 上りダッシュでも
下りダッシュでもなく
下り坂ダッシュについては、こちらを参照
坂をジョグで、登って、ジョグで降りて、ジョグで登って、ジョグで降りる 坂道上りジョグです。これは、速筋をあまり使わず、遅筋に長時間連続して刺激を与える方法です。 これを10kmやりましょう。
- 遅筋が鍛えられます
- スタミナがつきます
- 真下着地が出来ます
- フォーム矯正になります
- メンタル鍛えられます
スピードはジョグです。 速く走る必要はありません。
これを繰り返すと、上りジョグがだんだん楽になってきます。
重要なのは、速筋を動員しない速度で長時間練習をすること。これにより、遅筋がより効率的に脂質からエネルギーを取り出し、持久力が飛躍的に向上します。
バナナぴろしは、この練習方法をとりいれてから目に見えて変わった事があります。
心拍数の上昇が抑えられ、持久力が大幅に向上したことを実感しました。
速く走りたい方、スタミナを上げたい方には、ぜひ試していただきたいトレーニング方法です。
サブスリーランナーへの道:均等なトレーニングで全体的な走力アップ
バナナぴろしがサブスリーランナーになれたのも- ①芝生ランで下地をつくり
- ②下りダッシュ速筋を強化
- ③上りジョグで遅筋を強化
- ④閾値走で乳酸性閾値を上げ
- ⑤インターバルでVO2MAXの強化
- ⑥ロング走でスタミナ向上
サブスリーを狙う大会まで、あと5か月
バナナぴろしは、一週間のルーティン練習に切り替えました。
次回は、ルーティン練習について記載します。
つづく(サブスリーまで166日)
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